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2009.01/23(Fri)

風邪ひーてます

 げほがほごほげほ。

 完全に風邪、ひきました。センター試験の試験監督を仰せつかったせい。風邪気味なのに朝から晩まで寒い中立ちっぱなしなら体にいいわけがない。帰りの新幹線、冷えた体にビールは毒だなと思ってワインにしたら、悪酔いして余計ひどい状態になった。ビールと同じ量を飲んでわいかん。はは。

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 センター試験監督はすべての台詞が決まっている。「机の上においていいものは...」「携帯電話の電源は...」「鉛筆はHB...」。そこに何か足すこともできないし、「わかってるからいいよね」と読まずに飛ばすこともできない。公平を保つためだ。試験官のアタリで成績が左右されてはかなわないからね。「解答始め!」のあとは不正行為の防止に努めながら、死んだようにジッとしている。
 ... ...

「ああ、この子は今むずかしい問題がやっと解けたんだな」
「あ。この子ときたら、もう全部あきらめたな」

教員にはちょっとした特殊能力がある。学生のかすかな表情から思っていることが大体わかるのだ。ある学生がある種の表情を作ったあと、ある行為をした---そうした無数の P->Q の知識が蓄積されて、表情Pから内面のおおよその予測がつく、そんな理屈になってるんだろう。20年も教壇に立っていれば、誰でもそのくらいはできるようになる。

 「ああ、この子は本当に後悔しているな」

だが。前から2番目の子に関しては、特殊能力はいらない。あからさま。大きな溜息をつき、目は口惜しそうに虚空を睨んでいる。受験勉強に数年をかけて、この程度の問題につまずいている自分を恥じているのだろう。緩んだ生活を送ってきた自分を呪っているんだろう。
 それでいいんだよ。その悔しさが1年後の君を作る。1秒1秒をおろそかにしない濃密な生き方が身につく。そうした生き方は、この試験が導く大学の名前よりもはるかに貴重だ。

 センター試験の試験官に無駄口は御法度だ。

 「これで大学入試センターの試験は終了です」

試験場を後にするその学生とふと目があった。目をそらさずに、一回だけ深くうなずいた。

 (期待しているよ)



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