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2010.05/01(Sat)

高校生への講演会

 ここしばらく高校生にお話をさせていただくことが多い。
 そしてそれはたいへん勉強になる。

 僕の講演は一般社会人に向けてのものがほとんどだ。有料の講演会に来てくださる方々は、例外なくモーティベーションが高く理解力も高い。そうした講演会では、僕は自分が正しいと信じることだけに集中して話をすることができる。共通の土台があるから僕と聞き手は緊密に連帯する。僕が快調に歩けば聞き手も軽やかに歩いてくれるし、逡巡すれば僕と同じ目の高さで立ち止まってくれる。そうした一体感が常にある。

 高校生向けの講演会はずいぶんと様相が異なる。特に英語に興味があるわけでもない普通の高校生なら、英語教師に1時間も話されれば苦痛だろう-----それを1時間半。だからこそ、僕にとって貴重な体験なのだ。どうやったら彼らの興味を引き摺りだせるのか。どこまでの論理展開が可能なのか。興味が切れそうなときには何をしなくてはならないのか。自分の中の「正しさ」以外に目配りしなければ、数百人の高校生を一度に相手にはできないだろう。研究発表では何も伝わらないのだ。

 いくつかの高校でお話しながら、彼らの「肉体」の輪郭がようやくつかめてきたような気がする。そしてそれは僕にとってたいへんうれしいことだ。「高校生」という概念に向かって著書を投げ込むわけにはいかないからだ。伝わらない「正しさ」に意味はなかろう。

 もうしばらく高校生相手、真剣に続けていこうと思う。
 大学教員として捨ててきた何かがつかめそうな気がするからだ。




 

 
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