09月≪ 2017年10月 ≫11月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
--.--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑
2011.09/04(Sun)

「一億人の英文法」に思うこと

 「一億人の英文法」は、まだ本屋に1冊も存在していないのに、インタビュー(ゲーテ[幻冬舎]9/24号)を受けていたり、アマゾンで「売り切れ」になっていたり、初版も出していないのに増刷の準備をしていたり、大変ありがたくも不思議なことになっている模様です。ありがとね。

 この本を書いている最中、執筆の手を休めてときどき眺めていたのはテレビゲームのオープニング画面。グランツーリスモ 4。僕は各国の車の抜いたり抜かれたりをジッと眺めながら、ずっとその「内側」を想像していました。こうした走る機械を、どう設計するのかの問題です。そして日産Zの、力強く先行車を追い抜く一瞬の動きを見たりしながら日本の子どもたちにそうした優れた機械を手渡したいと願っていました。僕の文法書を操りながら、力強く外車をぶち抜いていく日本の子どもたちを想像していました。

 今までの学習文法書は、各項目が分断され、無関係となった豆知識と蘊蓄話の集積です。それを「楽しい英文法」と呼ぼうが「カンタンな英文法」と呼ぼうが「世界一の英文法」と呼ぼうが、従来の知見をそのまま並べただけのこと。なんら本質は変わりません。

 「一億人」は、新しい設計思想で作られた文法書です。「動かない豆知識」の代わりに単純で力強い、エンジンを与える(文を構成する配置システム)。その力を過不足無く伝えるパワートレインを構築する(従来の文法項目をそのシステム上に整理・説明する)。その上に実践での強さを支える粘り強さと快適性をもったシャシーを与える(実用に足る語義・用法説明:イメージを与える)。「頭の中で稼働するシステムを作る」---それを目標に置きました。この本に習熟すれば、あとは実践に飛び込み、話し、読むことができるように書きました。

 できあがった見本刷りを眺めていると、精度が完全には出ていない部分や流れの悪い箇所なども見あたります。忸怩たる思いと共に、こうした大分冊の本では小さな疵は仕方がないことかなとも思っています。車と同じように、年次改良を施すことによって、より完全なものに仕上げていこうと思っています。

 


13:48  |  未分類  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。