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2012.02/03(Fri)

旅行の荷物


 ターミナルに出ると、僕はいつも真っ先に宅急便屋を探す。
 ツーリストじゃなくて生活者だから。本だの服だの、文房具だの、パスタだの、山盛り。スーツケースx2。50kg。そのままじゃとても電車には乗れない。

 この素敵なサービスは誰が思いついたんだろうな。
 僕の父親は成田までいつも死ぬほど重いスーツケースをもっていかなくてはならなかった。

 今回はシャンパングラスを持って帰った。12脚。
 
 「壊れ物はいっていますか」 と係のお姉さん。
 「グラスが入っているけど、割れてもかまいませんよ」

 もちろん割れては困るのだ。あまり厳重な梱包もしていない。だから手荷物でもってきた。それをスーツケースに入れて自宅まで送ろうとしているのは、

 僕は日本人を信じているからだ。

 アメリカやイギリスでは、こんなことは夢にも考えたりはしない---「スーツケースだから当然投げるんだろうな」。だがここは日本。そして働いているのは日本人。もし割れて到着しても、「細心の注意で運んでもらったのに割れたのだから、僕の梱包の仕方か運が悪かったのだ」と喜んで諦めることができる。

 「とりあえず『取り扱い注意』だけは貼っておいてね」

***********

 翌日雪景色の書斎の窓から、スーツケースを大事そうに抱えたお兄さんが呼び鈴を押すのが見えた。
 もちろん、グラスは無事。



 僕はこの国を誇りに思う。




☆とはいえ、割れ物を送るのは自己責任でどーぞ。


 
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