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2013.05/07(Tue)

グミ

 uproot --- 庭のグミの木を引っこ抜いた。

 「引っこ抜く」とはいっても20年ほど生えていた木なので、機械がなければ1日仕事になる。
 そこかしこにあるトゲに刺されて傷だらけになりながら、引っこ抜き見送った。愛着もあるし思い出もあるが、そこにあってはならない木であれば仕方がない。樹勢が強すぎるため周りの樹が迷惑をしている。

 「一億人の英文法」で僕がやったことも似たようなことだ。文法体系は---誤解をしている人もいるのだが---それが矛盾せず広く英語に関わる事象を説明できるなら基本、どんな形のものを考案してもよい。「何をしたいのか」---目的と言語観によって常に変わってよい。
 従来の文法は、現象を並べた記述レベルの文法だ。だから学習者はごろごろと転がされたお互い連関のない「文法事項」を暗記せざるをえず効率を得ない。品詞の扱い方にも大きな問題がある。ただそのレベルが現象を分類・蒐集し並べる「記述」である以上、それらはさしたる瑕疵ではない。redを「名詞にも副詞にも形容詞にもなる単語である」と記述しようが、文法体系としては大きな問題ではない。ただ僕は、そこには我々が今必要とする果実が実らないから、新しい樹を植えた。
 「一億人の英文法」を植えたのは「話す力」という果実が誰もがみな必要としているからだ。グミの樹を眺めながら八朔が欲しいと溜息をつくわけにはいかない。どこかで勇気を出して植え替える必要がある。

 連休の間は、会話の本の原稿を書いていた。
 一般的な会話の本が「ホテルにて」やら「アメリカ人なフレーズ集」の域をを出ないのはなぜなのか。書くべき総量と体系を組む難易度は文法本と同等だろう。数日書いただけで眩暈がしたが、地味にコツコツ積み上げる他はない。

 樹を植えただけで満足するわけにはいかないからだ。
 そこから誰もが手を伸ばすことのできる果実を収穫しなければ、傷を作った意味がないからだ。




 

 
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